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正官が2つも3つも持つ人のホントのこと:四柱推命

四柱推命を勉強し始めてから、特に「正官」という星に注目するようになりました。正官は責任感の強さや誠実さを表す星なのですが、この星が命式に2つも3つもある人はどのような特徴を持つのでしょうか。今回は「正官過多」の人の性格や適職、恋愛傾向について詳しくお伝えします。

まず、四柱推命における正官とは責任感が強く、誠実に物事をやり遂げる性質を持ち、正面から物事に取り組む姿勢が特徴です。同じ実行力を持つ「偏官」が型破りなアプローチをとるのに対し、正官は正攻法で進めていくという違いがあります。

正官が2つ、3つと複数ある場合、これらの特性はより強く現れます。正官が命式に複数ある人は、責任感と真面目さがさらに強調され、ルールや秩序を重んじる傾向が顕著になります。とても几帳面で、約束や期限を必ず守り、周囲からの信頼も厚いです。

しかし、その真面目さが行き過ぎると、融通が利かなくなったり、自分自身にも周囲にも厳しくなりすぎたりすることもあります。「こうあるべき」という理想像が強く、現実とのギャップに悩むことも少なくありません。

適職については、正官が複数ある人は組織内での役割を忠実に果たせる仕事が向いています。具体的には、公務員、法律関係の仕事、経理、医療関係、教育関係などが挙げられます。ルールが明確で、責任の所在がはっきりしている職場で能力を発揮しやすいでしょう。

転職においても、正官過多の人は慎重に計画を立てる傾向があります。安定性を重視するため、十分な準備なしに転職することはほとんどありません。しかし、一度決心したら確実に実行に移し、新しい環境でもすぐに信頼を勝ち取ることができるでしょう。転職先を選ぶ際には、自分の価値観やルールが尊重される環境かどうかを見極めることが重要です。

恋愛面では、正官が複数ある人は非常に誠実で一途です。遊び心よりも誠実さを重視し、相手のことを第一に考える傾向があります。ただし、真面目すぎるあまり、アプローチに時間がかかることも。自分から積極的に行動するよりも、相手の様子をうかがいながら少しずつ関係を深めていくタイプです。

正官過多の人との恋愛は、華やかさよりも安定感があります。デートも計画的で、相手への気遣いを忘れません。しかし、時に感情表現が苦手で、愛情表現が控えめに見える場合もあるので、パートナーは彼らの行動から愛情を読み取る必要があるかもしれません。

結婚については、正官が複数ある人は非常に慎重です。結婚相手に求める条件も明確で、安定した家庭を築くことを重視します。一度結婚を決めたら、家族に対する責任感は非常に強く、誠実に家庭を守ろうとします。家庭内では秩序を重んじ、子どもにもしっかりとした教育をしたいと考えるでしょう。

仕事と家庭のバランスについても、正官過多の人は計画的です。責任感が強いため、仕事も家庭も疎かにしたくないという思いがあります。そのため、時に自分自身を犠牲にしてでも両方をこなそうとする傾向があり、結果として疲れを溜め込んでしまうことも。適度に力を抜くことを学ぶことが、彼らにとっての課題かもしれません。

私が最初に自分の命式を見てもらったのは四柱推命協会のセミナーでした。そこで正官について詳しく学び、自分の性格や行動パターンが理解できるようになりました。正官には「役割を果たす星」という側面もあり、自分の使命や責任を理解することで、より充実した人生を送れるということを教えていただきました。

正官が多い人が幸せになるためのポイントは、自分の真面目さや責任感を認めつつも、時には柔軟に考えることです。完璧を求めすぎず、「これくらいでいい」と自分を許せるようになると、精神的にも余裕が生まれます。また、自分の気持ちや考えを素直に表現する練習をすることも大切です。

四柱推命は自分自身を知るための素晴らしいツールだと思います。正官が2つも3つもあるという特性を理解することで、自分の強みを活かし、弱みを補う生き方ができるようになるでしょう。完璧を求めすぎず、時には力を抜いて、自分らしさを大切にしながら人生を歩んでいきたいですね。

この記事が正官過多の方の自己理解や、そのような方と関わる人の参考になれば幸いです。四柱推命を通じて、より良い人間関係や人生の選択ができることを願っています。

正官が2つも3つも持つ人のホントのこと:四柱推命協会

正官が2つも3つも持つ人のホントのこと:四柱推命
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