北向き道路に建てた一戸建て
北向き道路に建てられた一戸建てとは、敷地の北側が道路に面しているケースを指します。
一般的には、日本では南側が道路に面している土地の方が人気がありますが、北向きの一戸建てには独自のメリットが存在します。
北向き道路に建てられた一戸建てのメリットとは
北向き道路に建てられた一戸建てならではのメリットについて見ていきましょう。
1. 建物の高さ制限が比較的緩やかです 建築物の高さには複数の規制があり、その中には道路斜線制限や北側斜線制限が含まれます。
道路斜線制限は、建物が道路に面している部分の高さを制限することで、周辺の建物や道路の採光や通風を確保するためのものです。
一方、北側斜線制限は、北側の隣地の採光を確保するための規制です。
北向き道路に建てられた一戸建ては、北側が道路に接しているため、北側斜線制限の影響を受けずに建築することができます。
そのため、建物の形状や高さに制約が少なくなり、より自由度の高いデザインや配置が可能となります。
2. 夏場の暑さを緩和することができます 北向きの一戸建ては、南向きの一戸建てと比べて日射量が少ないため、夏場の直射日光による暑さを緩和することができます。
ただし、昼間の室内の明るさや涼しさを確保するために、遮光や断熱効果の高い窓や断熱材の使用がより重要となります。
参考ページ:北 向き 日当たり 戸建てのメリット・デメリットを詳しく解説
そのため、室内の明るさや温度管理には特に配慮する必要があります。
以上のように、北向きの一戸建てには建築の制約が少なく、夏場の暑さを抑える利点があります。
また、北向き道路に建てられた一戸建ては、道路斜線制限と北側斜線制限を受ける面がともに北側にあるため、他の方位よりも斜線制限の影響を受けにくいという利点があります。
さらに、北側斜線制限がない用途地域の場合もあり、この制約を活かしたデザイン住宅を建てることが可能です。
南向き道路に建てた一戸建てのデメリットとは
南向き道路に建てられた一戸建てには、いくつかのデメリットが考えられます。
一般的に、南向き道路の場合、リビングやバルコニー、庭などが道路からの視線に直接さらされることがあります。
このため、プライバシーが保たれにくい状況となる可能性があります。
なぜなら、一般的に南向き道路に建てられた一戸建てでは、リビングが南向きに設けられることが多く、その結果、リビングやバルコニー、庭などが道路からの視線にさらされやすくなるのです。
これは、道路側からの視線が直接的に入ってくるため、外部からの視線によるプライバシーの侵害のリスクが高まることを意味します。
それに対して、北向き道路に建てられた一戸建てでは、リビングやバルコニーは道路とは反対の南側に設けられることが多いです。
このため、プライバシーを守った住まいを作ることが比較的容易になります。
外部からの視線がリビングやバルコニーに直接入ってこないため、よりプライバシーが確保された状態で生活することができると言えるでしょう。
北向き道路に建てた一戸建て